募集案内

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職員を募集しています。

 

生活支援員(令和3年4月採用)

受付期間 令和2年6月1日(月)~令和2年7月6日(月)

詳細は募集要項を御覧ください

 

 


医 師 募 集 中

1 募集診療科
  精神科、小児科、リハビリテーション科、脳神経外科
   (上記外の診療科についても応相談)

2 待遇・勤務条件等
(1) 給与等
 ① 年収の目安(給与、賞与、諸手当等の計)
    免許取得後の経験年数に応じ、1,300万円~1,600万円程度
 ② 賞与、昇給、退職金制度
  ・賞 与:3.92カ月(26年度実績)
  ・昇 給:年1回
  ・退職金:有
(2) 身分・服務条件等
 ① 勤務形態:常勤(平日の8:30~17:15)
 ② 宿 日 直: 週1回程度
 ③ 休  暇: 年次有給休暇のほか夏季休暇(5日)、各種特別休暇あり
 ④ 退職年齢: 65歳(再雇用は個別に判断)
(3) 研究・研修
 ① 国内学会は年2回以上(旅費、参加負担金を支給)
 ② 学位取得等のため、最大で週1日の研修日あり。(最長3年、委細応談)
(4) 福利厚生等
  院内保育所:平成28年7月頃開所予定
  宿   舎:なし(住居手当上限:27,000/月)

●県外からの応募者等に対しては、次の優遇措置があります。

(1) 研究・研修助成
 ・3年以上在職予定者に対し、年100万円の範囲内で研究費を2か年交付
(海外学会参加経費、海外研修経費も対象。(要 研究計画書、報告書))
(2) 住居の確保・引越し等に要する費用
 ・採用後2年間は、当院の負担においてマンション、アパート等を確保
  (3年目以降は、本人負担(住居手当:27,000円/月支給)。)
 ・赴任旅費を支給するほか、引越しに要する費用を助成
(3) 単身赴任旅費
  単身赴任の医師に対し、配偶者の居住地までの旅費を実費支給(月1回)
(4) 関係機関への研究費の提供
  医師派遣の協力を得た関係機関(病院、大学等)に対し、研究費を提供

富山の魅力リンク集

<アクセス>

●北陸新幹線開業 東京~富山間がわずか2時間8分に
(JR西日本北陸新幹線SPECIAL SITE)
http://hokuriku-w7.com/about/

●東京・札幌・北京・台北etc. へ
(富山きときと空港)
http://www.toyama-airport.jp/

<富山の自然・文化・グルメ>
●アルペンルート・五箇山合掌集落・白エビ・ホタルイカ・寒ブリetc.
 (富山観光ナビ)
http://www.info-toyama.com/

 


当院では、神経内科医師を募集しています!
興味ある方は、病院事務局までご連絡ください。

TEL 076-438-2233 総務課 朴木まで


神経内科の診療活動の紹介

【神経内科の紹介】

 当院はリハビリテーション(リハ)専門病院ということもあり、急性期の患者さんが少ない点が総合病院の神経内科と異なる点がありますが、基本的に総合病院と同様に、すべての神経疾患の診療を行っています。神経学的診察や臨床神経生理学検査全般(脳波・筋電図・神経伝導検査・誘発電位など)、髄液・画像検査、各種神経疾患の治療(抗パーキンソン病剤・免疫療法・抗てんかん剤の使い方等)など、神経疾患全般についての診断や治療を行っています。当院は日本神経学会准教育施設にも認定されており、神経学会専門医の資格が取得可能であり、診療はもちろん学会活動も活発に行っています。また、当院はリハ専門病院でもあり、神経疾患の効果的なリハ治療の開発、難治性の機能障害の回復を目的に、より効果的に脳の可塑性を誘導する治療法の開発-特に脳の非侵襲的治療法の開発-に重点をおいて、リハスタッフと共同で臨床研究に取り組んでいます。以上の点から、特に下記のように大きく4つの領域に力を入れて診療を行っています。診療や臨床研究の充実には、何より多くの医師の参加・協力が必要です。当院で行っている診療や臨床研究に興味があり、一緒に働いてみようという意欲のある医師の皆さんの来院を心より歓迎いたします。

当科における4つの主な取り組み

1.脳血管障害や脳外傷などの中枢神経障害後の機能回復の促進を目指す

傷害を受けた脳の可塑性(plasticity)の促進や、可塑性の異常(maladaptation)によって生じた神経障害の改善を目指すもので、いわゆる機能回復神経学(restorative neurology)にあたるものです。当院では磁気刺激装置が平成11年から導入されましたが、これを用いて反復経頭蓋磁気刺激(repetitive transcranial magnetic stimulation, rTMS)を行い、半側空間無視や失語症などの従来のリハ訓練だけでは改善が困難な難治性の障害への治療を試みてきており、その成果は多くの学会や、学術誌などに報告しています1)〜5)。rTMSは、その刺激頻度から大きく、1Hz以下の低頻度刺激と、1Hz以上(主に5Hz以上)の高頻度刺激の2つに分けられます。低頻度rTMSは刺激直下の脳組織に抑制的に作用し、高頻度rTMSは促通性に作用すると考えられており、rTMS治療はこの作用により傷害を受けた脳の可塑性・再構築を促すものです。

 大脳は、健常な状態では左右半球は互いに抑制しあって拮抗し、均衡した状態にあり、脳機能が正常に働いていると考えられています(interhemispheric rivalry)。もし、一側の半球が傷害されると、この左右のバランスが崩れ、傷害と反対側の健側半球は対側からの抑制がとれて過活動の状態となり、これによりさらに傷害半球への抑制が増強して、傷害半球の機能が一層低下することになります。半側空間無視(図1)や失語症などの発症機序の一つとして、このような病態が考えられています。この不均衡状態に対しては、低頻度rTMSで健側半球を刺激してその過活動を抑制するか、または傷害半球に高頻度rTMSを与えることでその機能を高めて、左右半球間のバランス異常を是正することにより、機能障害の改善が期待できます。当科では現在までに、半側空間無視や運動性失語症で傷害半球に低頻度rTMS治療を行い、その有用性を報告してきました1)~5)。

 平成22年12月からは新しい磁気刺激装置が導入されました(図2)。この装置によりrTMSの効果をさらに高めることを目的に、シータ―バースト刺激(theta burst stimulation, TBS)6)という新しいrTMS刺激法を用いて、最近片麻痺における上肢機能障害(麻痺や運動失調)や失語症などの治療を作業療法科や言語聴覚科と共同して行っています。TBSは、20ms間隔(50Hz)、3発の刺激を、5Hz、2秒間与えるもので、これを20回連続的に刺激する連続性(continuous)TBS(cTBS)と、8秒おきに20回刺激する間歇性(intermittent)TBS(iTBS)の大きく2つに分けられ、前者のcTBSは刺激直下の脳組織に対して抑制的に作用し、後者のiTBSは促通性に作用します。TBSの作用は通常のrTMSよりも効果が強く、効果の持続が長いとされており、現在はこの方法を用いてrTMS治療を行っています。現在作業療法科と共同して、傷害半球にはiTBSを、また麻痺肢前腕伸筋群には筋電誘発型機能的電気刺激を行う併用療法(ハイブリッド療法と名付けています)を新たに考案して行っています(図3)。さらに今後は、もう一つの非侵襲的脳刺激法の一つである経頭蓋直流電気刺激法(transcranial direct current stimulation, tDCS)の導入も考えています。

現在、当科で行っているrTMS治療の対象の神経障害としては以下のものがあります。
太字は特に重要なもので、これらは病院の倫理委員会でも承認されています。
  • 片麻痺における上肢機能障害(作業療法科と共同) 
  • 高次脳機能障害:失語症、半側空間無視(言語聴覚科や作業療法科と共同)
  • 嚥下障害(言語療法科、消化器内科と共同)
  • 難治性の中枢性疼痛
  • ジストニアなどの不随意運動

2.神経難病に対する診療:薬物療法、リハ治療

神経難病診療は当科の最も重要なものの一つになります。診療に制限や限界もありますが、患者さんの生活の質(quality of life、QOL)の改善を目標に、薬物療法やリハ訓練、rTMSなどを用いて治療を行っています。特に、神経難病に対するリハ治療の構築は重要です。

 対象とする主な疾患としては、パーキンソン病やその関連疾患(Lewy小体型認知症、進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症)、多系統萎縮症(MSA)、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、多発性筋炎などの筋疾患、アルツハイマー病や前頭側頭型認知症などの認知症などがあります。特に、パーキンソン病や多系統萎縮症の認知障害や嚥下障害などの非運動症状は重要と考えており、これらに注目して診療を行っており、学会発表なども行っています。神経難病の診療は、多職種の方々が協力して取り組む診療体制が非常に重要です。当院はリハ専門病院ということもあり、基本的に様々の障害をもつ患者さんを多職種の人々が協力して診ており、このような診療体制を築きやすいという利点があります。

 当院は、現在までパーキンソン病などの神経難病の患者会への協力や医療従事者への研修活動などを行ってきましたが、平成22年12月より重症の神経難病患者に対する介護者の休養のためのレスパイト入院事業が開始され、当院は難病医療協力病院としても活動を行っています。

3.不随意運動や痙性麻痺に対するボツリヌス療法・姿勢異常に対するキシロカイン 注射療法

 痙性斜頸や眼瞼痙攣、半側顔面痙攣、薬物誘発性などのジストニア、脳血管障害などによる痙性麻痺に対するボツリヌス療法(A型—ボツリヌス毒素、B型−ボツリヌス毒素は痙性斜頸のみ)は活発に行っています。表面から同定しにくい深在筋への注射は技術的に難しい点がありますが、当科では電気刺激装置(クラヴィス刺激装置)を用いて深在の目標筋を同定し行っています。

 また、最近では進行期のパーキンソン病患者の軟治性の姿勢異常(camptocormiaやPisa syndrome)に対して、外腹斜筋へのキシロカイン注射治療も行っています(国立精神・神経センターで最初に効果が報告されました)。ここでもクラヴィスによる電気刺激を用いて筋の同定を行っています。まだ開始したばかりで課題もありますが、多くの患者では姿勢異常の改善を認めており、今後さらに重点的に研究や診療を行っていく予定です。

4.免疫性神経疾患に対する免疫療法

慢性炎症性脱髄性多発神経根炎(CIDP)や自己免疫異常が関与した免疫性末梢神経障害に対する免疫グロブリン大量療法(IVIg)、また多発性硬化症の再発予防を目的としたインターフェロンβ1a(アボネックス)やフィンゴリモド(fingolimod)による治療も活発に行っています。CIDP患者は県内医療機関でも多く、最近ではCIDPの一型で稀な疾患であるchronic immune sensory polyradiculopathy(CISP)や、糖尿病に伴ったCIDPなどでIVIgの著効例を経験し報告しています。

主な学会活動:日本神経学会(代議員、神経内科専門医・指導医)、日本神経治療学会(評議員)、日本脳卒中学会(評議員、専門医、学会誌査読委員)、日本リハビリテーション医学会(専門医・臨床認定医)、Movement Disorder Society of Japan(MDSJ)、日本臨床神経生理学会(脳波、筋電図・神経伝導検査の両部門の認定医)、日本高次脳機能障害学会など.

参考文献:

1) 井上雄吉:半側空間無視に対する反復経頭蓋磁気刺激療法の試み. 神経治療学 2005; 22: 645-653 (http://www.jsnt.gr.jp/)(学会論文賞受賞)

2) 井上雄吉:半側空間無視に対する低頻度反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)の効果と局所血流量(rCBF)の変化について.  Jpn J Rehabili Med 2007; 44: 542-553(http://www.jarm.or.jp/)(最優秀論文賞受賞)

3) 井上雄吉、荒木一富、西田勇人、藤田明美、藤本万理、青山麗子:失語症に対する低頻度反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)の効果と回復過程における基底核の役割について.   高次脳機能研究 2010; 30: 496-509 (http://www.higherbrain.gr.jp/

4) 井上雄吉:失語症に対する反復経頭蓋磁気刺激治療(rTMS)の有用性(失語症のカレントスピーチ). 高次脳機能研究 2012; 32: 246-256. (http://www.higherbrain.gr.jp/

5) 井上雄吉:機能回復と脳の可塑性.  総合リハ 2012; 40: 1095-1102

6) Huang Y-Z et al: Theta burst stimulation of the human motor cortex. Neuron 2005; 45: 201-206

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